イースタンフォアハンドはソフトテニスでもフォアハンドに使用している人は多い。がバックはこのグリップでは非常に難しいのでグリップチェンジの必要がある。むろんこのままで(フォアハンドイースタン)のままで手首を返して(フォアハンド面で)バックハンドを打つことも可能だ。世界チャンピオンの謝順風(台湾)はグラウンドストロークは基本的にフォアハンドイースタン.ワングリップだ。
この謝順風に限らず世界チャンピオンのベースライナーにはイースタングリップがおおい。井伊勝利、木口利充、劉宏祐、金成洙、そして謝順風。世界チャンピオンは現在まで10組でているが、その半数の後衛がイースタングリップということになる。木之村功一、西田豊明、北本英幸の3人もセミウエスタンという薄いグリップだ。
フォアハンドイースタンのバックハンド面はどうか?これはソフトテニスでは、緊急の場合をのぞいては、ほとんど実用性がない。これは硬式テニスでもそうだが、トッププロのなかではこのグリップでバックボレーやバックハンドスライスを打つ選手もいる。かなり少数派だが。
驚くべきはロケットとよばれたオーストラリアのロッド・レ−バーで、この人はフォアハンドイースタンのバックハンド面でなんとトップスピンを打つ。恐ろしく個性的でまねしようにもできやしない。ただ彼のグリップはコンチネンタルよりのオーストラリアンと呼ばれるグリップであり、上の画像よりもかなりうすかったようだ。
フォアハンドの打点について
イースタンフォアハンドは低い打点が打ちやすいと一般的にいわれる。低い打点とはどの程度までか?イメージされるのはアンダー打法での膝の高さ近辺だろうが、実際にはみぞおちの高さくらいまでは、まったく問題ない。胸の高さをこえると脇があいた形でないと、フラット面がつくれなくなるので不安定になる。ここがイースタンフォアハンドの難しさである。ラケットフェースをたてることでその不安定さを回避することも可能だが、また別の問題がでてきてしまう。
注意!!コンチネンタルとの混同
ソフトテニス関係者には実際にはコンチネンタルグリップなのにイースタンと呼ぶ人がおおい。じゃあコンチネンタルはどう呼ぶのかというと『極端なイースタン』と呼んだりする。イースタンのことはセミイースタンとかイングリッシュあるいはイースタン気味と呼ぶ。これらはすべて間違いだか、実際によくつかわれるので、コーチングをうけるときは実際にはどのグリップを指していっているのかよく確認すること。さらにややこしいことにソフトテニス型イースタングリップなる名称も存在する。これはたいていの場合イースタンフォアハンドと同一のものである。セミウエスタンの場合もあるが。ええい、ややこしい!!でもついでにもっとかこう。ソフトテニス的日常会話?で「彼はイースタンだ」とだれかがいったときは、フォアハンドイースタンか、セミウエスタンであることがおおい。これは発言者がグリップに関して正しい認識をしているわけではなくて、むろんその場合もあるが、気味というのを省略しただけである。混同についてはこちらも参照に。
余談
コンチネンタルは包丁のもち方に、ウエスタンはフライパンのもち方に例えられる、ではイースタングリップは?フォアハンドは握手する形と良く似ているのでシェークハンドグリップという別名がある。イースタングリップの導入法に、握手するように、という方法があるのを御存じの方もおおいだろう。非常にわかりやすいのだが、ボルグにいわせると、それは「わかりやすさのためのわかりやすさだ」ということになる。彼は握手の仕方はひとそれぞれ千差万別だと主張するのだ。一理あると思う。